雨男I氏に捧げる 別れは突然に

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0

スポンサードリンク

突然の電話だった。
5月22日 火曜日 AM11:28に携帯電話に着信があって、「もしもし?」と、いつもの調子で話しはじめた。そう。いつもの調子で。相手が誰だろうが、けっして名乗らずに。

相手は、画面に表示されているので わかっている。うれしい相手ではないが、イヤな相手でもない。「もしもし?」と、わたしがいつもの調子で話しはじめると、相手はこう話した。「今週の予定はどうなってます?」

今週。明日か明後日行こうと思っていた場所はあったのだけれど、その予定は午前中にキャンセルしたばっかり。「特にないけれど。明日でも明後日でも。でも、どちらも雨よ」。その相手は、雨男なのだ。会う時は、いつも雨が降っていた。

ある日は、お店に入っていたら、ものすごい大雨になって、1時間くらい雨宿りしたことがあるくらいに。「あー、雨っすね。大丈夫っすよ」と、気にしている様子もない。

「で、用件は何?」と尋ねると、「実は。。。」と話し始めた。社内での移動で、違う部署へ行くことになったと。そうか。それは、残念だな。かれこれどれくらい?もう、20年以上は経っているかも知れない。

スポンサードリンク

そんな彼が、移動する。胸が締め付けられるような、悲しい気分になった。最初は、どこで、どんな場面で会ったのか。どんなことを話したのか。まったく思いだすことは出来ない。ただ、彼に任せておけば大丈夫という信頼感があった。そして、なぜか彼とは馬が合った。

いつだったか、彼の後任を連れて来たこともある。ヤングマン。いまどきの若者って感じ。年齢差なのか、相性なのか。ヤングマンとは、会話が続かない。盛り上がらない。つまらない。わたしは、あまり彼には期待することはなかった。

そのヤングマンとは付き合いはあるが、ないに等しい。20年以上付き合っている彼とばかり話をする日々が続いていた。それが、終わるのだ。もう、二度と会うことはないかも知れない。別れは、いつも突然だ。

今度、ヤングマンとは別の人を後任として紹介するということだ。それは、いったい どんな人だろうか。イケメンなのか、イクメンなのか、まったくわからない。話したこともない相手なのだ。別に、緊張するわけでもないし、期待してるわけでもないけれど。できることならば、明るい人がいい。そんなことを考えている。

頭の中では、「ラブストーリーは突然に」が、突然流れ始めた。。。
あの日 あの時 あの場所で 君に会えなかったら
今まで いろいろありがとうございました。
また、機会があったら いつでもお会いしましょう。
その日を楽しみに待ってます。

かしこ

この記事は、雨男I氏に捧げます

スポンサードリンク


関連コンテンツ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加